ダブル・インパクト 明治ニッポンの美 「東京藝術大学」×「ボストン美術館」

展覧会について

開催主旨

「ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」は、
アメリカ、ボストン美術館と東京藝術大学の
ふたつのコレクションを合わせる“ダブル・インパクト”によって、
19世紀後半からはじまる日本と西洋との双方向的な影響関係を再検討しようとする展覧会です。

言うまでもなく、開国以来、日本は常に西洋からの衝撃
(ウェスタン・インパクト)を受けつつ近代化をはかりました。
一方、来日した西洋人たちはニッポンの文化、芸術に驚き、インパクトを受けていました。
これまで日本人がいかに西洋から衝撃を受けたかについては多く語られてきたものの、
西洋人が日本からどのような衝撃を受けたかについては、
いわゆるジャポニスムという範囲でしか語られてきていませんでした。
しかもそれは、ほとんどフランスを中心としたヨーロッパ美術に限られた関係にとどまるものでした。
もちろん、西洋人一般が日本の浮世絵を賞賛したことは
「ジャパニーズ・インパクト(日本からの衝撃)」の象徴的出来事でした。
しかし、実際に幕末明治期に日本に訪れた西洋人たちは、驚きのまなざしをもって
そこに暮らす日本人と同時代の日本美術とを発見し、紹介していたのです。

本展で紹介する東京藝術大学のコレクションはウェスタン・インパクトの象徴、ボストン美術館の
近代コレクションはジャパニーズ・インパクトの象徴とみることができるでしょう。
本展では、このふたつのコレクションを合わせることによってあらわれる、
「明治ニッポンの美」の歩みを紹介してまいります。

昇斎一景 《高輪鉄道蒸気車之全図》(部分) 1872年(明治5)
Jean S. and Frederic A.Sharf Collection 2000.395a-c
Photograph ⓒ 2014 Museum of Fine Arts,Boston. All rights reserved.

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