ダブル・インパクト 明治ニッポンの美 「東京藝術大学」×「ボストン美術館」

見どころ
  • 時代と章分け
  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
第1章 不思議の國JAPAN
ニッポンはこんな国なのか…ペリーがニッポンに来てから20年余り経った1876(明治9)年、独立100周年を記念するフィラデルフィア万国博覧会に日本が出展し、アメリカ本土にニッポンを紹介する機会となった。展示は大盛況に終り、欧米の趣向に合わせて生産された精巧な工芸品や繊細な表現をもつ絵画は、アメリカ人を大いに魅了することとなった。この頃には、ニッポンは近代化に侵されていない純真なままの国として、欧米では憧憬の的となっていた。また、外国人写真家が撮影したニッポンのイメージは、そうした印象を強固にした。このいわば翻訳されたニッポンは欧米人の作り上げた虚構であると同時に、明治政府が推進した「事実」でもあった。第1章ではニッポンが対峙した欧米人に自らをどのように顕示し、またそれがどのように欧米人の眼に映ったか、絵画と工芸品を通じて検証する。

1860

1870

1859年(安政6) 
横浜ほかを開港、
外国人居留地設置

千種之間天井綴織下図

柴田是真
(1807-1891)
|千種之間天井綴織下図|

1886年(明治19) 径97cm
1888年(明治21)に竣工した明治宮殿の、千種之間天井画のために描かれた下絵が112図伝わっている。こうした精緻な植物画から、是真がジャポニスムの画家として人気を博したことがうかがい知れる。

竜自在

自在って何?竜自在のX線写真を撮ってみた!

竜自在X線

高石重義(生没年不詳)
|竜自在|

江戸時代後期 全長194.3cm
Gift of Mrs. W. Donnison Hodges 63.628
全長2メートルに近い巨大な龍の置物。すべての関節や胴体が自由に動く「自在」の置物としては、世界最大級。

1869年(明治2) 
築地に外国人居留地

1873年(明治6) 
ウィーン万博に参加、
日本の工芸品が
賞賛される

地獄太夫

河鍋暁斎(1831-1889)
|地獄太夫|

明治時代 149×70.1cm
Charles Bain Hoyt Fund and funds donated by John C. Weber 2010.373
近年、ボストン美術館のコレクションに加わった1点。暁斎は活躍当時から外国人のファンが多かったが、それは今日でも変わらない。

1874年(明治7) 
起立工商会社 設立
輸出工芸品が
奨励される

水晶置物

鈴木長吉(1848-1919)
|水晶置物|

19世紀末-20世紀初頭
Julia Bradford Huntington James
Fund 03.1880; Gift of Mrs. Fredrick L. Ames, in the name of Frederick L. Ames, 93.1476
「大日本東京 帝室伎芸員鈴木嘉幸」の銘がある。1896年(明治29)に帝室伎芸員となった鈴木長吉の作品で、輸出工芸の系譜を感じさせる。

1876年(明治9) 
フィラデルフィア
万博開催

野菜涅槃図蒔絵盆

柴田是真(1807-1891)
|野菜涅槃図蒔絵盆|

1888年(明治21) 75×106×4cm
Museum purchase with funds donated anonymously and by exchange from various collections and individuals and partial gift of Gallery Chikuryudo Inc. 2008.1413
これぞ、漆(japan)の技巧を凝らした最高傑作。近年、その評価が高まっている柴田是真の晩年作である。

1877年(明治10) 
第1回内国勧業
博覧会

人体骨格

旭玉山(1843-1923)
|人体骨格|

年代不詳 本体長33.7cm
身長わずか30cmほどの全身骨格像。
象牙彫刻で知られた玉山の傑作。
ここでは材料に鹿角をもちいた。
全ての関節が人体同様の動きをする。ポーズも思いのまま。

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  • 第5章 近代國家として
Photographs ⓒ 2014 Museum of Fine Arts, Boston.

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