ダブル・インパクト 明治ニッポンの美 「東京藝術大学」×「ボストン美術館」

見どころ
  • 時代と章分け
  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
第2章 文明、開花せよ
時代が大きく動く中、ニッポンはどのように変貌を遂げたのか。第2章では、明治前半期にニッポンが生まれ変わっていく様子を、ボストン美術館所蔵の錦絵によって概観する。文明開化期、日本は明治新政府の主導で西洋の進んだ文明を積極的に取り入れ、富国強兵と殖産興業によって資本主義国家を目指した。1889(明治22)年には大日本帝国憲法が発布され、日本は立憲国家へと姿を変えた。また鉄橋や蒸気機関車といった交通インフラも整備され、服装も洋装に変化するなど、市民の生活も大きく変化した。当時の錦絵は、1872年に運行を開始した蒸気機関車を囲む洋装した市民の姿や、1887年に架橋された鉄橋から水雷の実験を見物する光景など、新しい時代を享受する人々の活気を鮮やかな色調と共に今日に伝えている。そして短期間で文明開化を駆け抜けた日本は、この後一転して帝国主義へと向かっていった。

1870

1880

1871年(明治4) 
大阪造幣局周辺で
西洋式ガス灯点灯

1872年(明治5) 
横浜・新橋間に
鉄道開通

高輪鉄道蒸気車之全図

昇斎一景(生没年不詳)|高輪鉄道蒸気車之全図|

1872年(明治5) 35.4×75.2cm Jean S. and Frederic A. Sharf Collection 2000.385a-c
1872年(明治5)、横浜・新橋間に鉄道が敷かれ、イギリス製の蒸気機関車が運行した。洋装の日本人と外国人が多く描き込まれている。

1873年(明治6) 
銀座に煉瓦街

1876年(明治9) 
廃刀令

1877年(明治10) 
第1回内国勧業
博覧会

梅園唱歌図

楊州周延(1838-1912) |梅園唱歌図|

1887年(明治20) 35.4×71.6cm
Gift of L. Aaron Lebowich RES.53.82-4
架空の設定であろうが、洋館にドレスを着飾った令嬢たちが
集い、バイオリンとオルガンを奏でて歌を唱っている。
いわゆる開化絵の典型例である。

1882年(明治15) 
東京で馬車鉄道開業

1883年(明治16) 
鹿鳴館落成

東京名所従吾妻橋水雷火遠望之図

井上安治(探景、1864-1889)
|東京名所従吾妻橋水雷火遠望之図|

1888年(明治21) 37.2×76.4cm Jean S. and
Frederic A. Sharf Collection 2000.395a-c
明治10年代、海軍省は、横須賀や隅田川で水雷の実験を行った。
江戸っ子にとって隅田川の見物といえば花火だったが、開化期には鉄橋と馬車と水雷が描かれた。

  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
Photographs ⓒ 2014 Museum of Fine Arts, Boston.

pagetop