ダブル・インパクト 明治ニッポンの美 「東京藝術大学」×「ボストン美術館」

見どころ
  • 時代と章分け
  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
  • プロローグ 黒船が來た!
  • 第1章 不思議の國JAPAN
  • 第2章 文明、開花せよ
  • 第3章 西洋美術の手習いたち
  • 第4章 日本美術の創造
  • 第5章 近代國家として
第5章 近代國家として
万歳!日清・日露戦争で勝利をおさめ、日本は急速に近代国家を確立させていった。その象徴である天皇の肖像が流布し、ナショナリズムの台頭を背景に日本神話を主題にした歴史画が隆盛をみせた。小林清親らは戦争を題材とした戦争錦絵にも携わり、国威の発揚に与した。殖産興業政策の下で進められた工芸にも、国粋主義の影響により伝統美術の復興が奨励され、東京美術学校では美術工芸科に金工と漆工が加えられた。一方洋画界では派閥争いが巻き起こっていた。1893(明治26)年に黒田清輝がフランスから帰国すると、黒田、久米桂一郎らが率いた新派系が台頭し、東京美術学校に西洋画科が新設される。この新派に対し、旧派と呼ばれた明治美術会からは吉田博らが太平洋画会を興して対立した。最終章では、天皇を中心とする近代国家を樹立した明治日本において、伝統回帰と西洋志向の二項が対立・影響し合いながら展開していった美術界の諸相を追う。

1890

1900

1889年(明治22) 
大日本帝国憲法公布

 

神武天皇立像

竹内久一(1857-1916)
|神武天皇立像|(部分)

1890年(明治23) 
総高297.2、像高236.0cm
第3回内国勧業博覧会に出品された大型の木彫作品。神武天皇の面影は、明治天皇を思わせ、近代国家の権威を示そうとしている。

失われた弓の  復元プロジェクト進行中!

失われた弓の復元プロジェクト

1893年(明治26) 
黒田清輝帰国

婦人像(厨房)

黒田清輝
(1866-1924)
|婦人像(厨房)|

1892年(明治25) 179.6×114.3cm
黒田がフランス留学中に滞在したグレーという村でマリア・ビヨーという村娘をモデルに制作した作品。

名古屋展のみ出展

1894年(明治27) 
日清戦争勃発

1896年(明治29) 
美校に西洋画科
設置

冒営口厳寒我軍張露営之図

小林清親(1847-1915)
|冒営口厳寒我軍張露営之図|

1895年(明治28) 35.9×70.5cm Jean S. and
Frederic A. Sharf Collection 2000.419a-c
「営口の厳寒を冒して我軍露営を張るの図」。
日清戦争を主題とする錦絵。戦闘場面ではなく満州の重要な港町営口を制圧している様子を描く。

万国旗

水野年方(1866-1908)
|万国旗 『文芸倶楽部』
10巻 14号|

1904年(明治37) 31.1×22.4cm Jean S. and Frederic A. Sharf Collection 2000.311
人気の文芸雑誌『文芸倶楽部』に掲載された水野年方による口絵。万国旗をはじめ日章旗や旭日旗を飾る日常の一コマから、日露戦争時の雰囲気を読み取ることができる。

1904年(明治37) 
日露戦争勃発

西洋婦人像

山本芳翠(1850-1906)|西洋婦人像|

1882年(明治15) 41.0×32.9cm 
山本芳翠は、パリに留学して西洋画を学んだ、留学第1世代のひとり。この作品は留学中に女流作家・ジュディット・ゴーティエを描いたもの。

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Photographs ⓒ 2014 Museum of Fine Arts, Boston.

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