自在

自在置物ともいう。金属のパーツをいくつも組み合わせてできており、胴体をくねくね曲げたり、口を開閉させたり、手足の関節を折り曲げたり、自在に動かすことができる。龍のほかに、鳥、魚、海老、昆虫などの作例もある。いつから作られ始めたのか定かではないが江戸時代中期の作例はあり、戦のない江戸時代に仕事が減少し方向転換を迫られていた甲冑師たちが、その技術を生かして創始したと考えられている。明治時代には京都の工房で生産され、盛んに輸出された。