小林永濯(1843~90)

狩野派の絵師に師事して絵を学び、彦根藩主井伊家に仕えてから、独立。西洋画を強く意識し過剰に陰影を付けた劇画調の画風に転向する。また、浮世絵の方面でも活躍した。同じく狩野派出身で浮世絵も手がけた河鍋暁斎は数少ない友人の一人だったという。本展出品作の《七福神》は、ボストン美術館のコレクションを築いた医師ウィリアム・スタージス・ビゲローの旧蔵品である。